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新型インフル 重症化を防ぐには 基礎疾患あれば警戒を
毒性が「季節性並み」であることが強調されている新型インフルエンザ。過剰な反応は必要ないが、油断は禁物だ。専門家は「糖尿病やぜんそくなど基礎疾患がある人を中心に重症化することもある」と警戒を呼びかけている。また、妊婦の場合、症状が重くなるという報告もある。どのような人が、どのような点に気をつけたらいいのかをまとめた
【妊産婦】
米国では、新型に感染疑いのある妊婦が、治療薬の投与を受けずに出産後、死亡したことが明らかになっている。
日本産科婦人科学会も、妊産婦への注意などをホームページ(http://www.jsog.or.jp/)で公表している。
学会では、感染が疑われる場合には、医師と相談の上で、抗ウイルス薬のタミフルやリレンザを服用することを推奨している。米疾病対策センター(CDC)によると、これらの薬の妊婦や赤ちゃんへの副作用報告はない。薬を服用しながらの授乳も問題はないとしている。
同学会の周産期委員会副委員長で北里大医学部産婦人科の海野信也教授は「妊娠中はウイルスを排除する免疫機能が低下する。母体が高熱になると、胎児も苦しいので、高熱が最も心配だ。抗ウイルス薬を処方されたら心配せずにのんでほしい」と話す。
【透析患者】
腎機能低下に伴い免疫力も低くなっているため、透析患者の死因では「感染症」が2位を占めるという。1日おきの透析で外出が避けられないうえ、狭い空間で複数の患者が同時に透析を受けるため、院内集団感染のリスクも抱える。
日本透析医学会と日本透析医会は、感染者と非感染者が透析を受ける場所を隔離したり、時間をずらすといった措置を講じることを会員医師らに求めている。
日本透析医学会の感染調査小委員会委員長で河北総合病院透析センターの篠田俊雄センター長は「発熱した場合には、かかりつけの医師に電話で相談することなどが大切。地域に感染が蔓延(まんえん)する前段階なら、隔離された状態で透析ができる施設を紹介してもらう必要がある」と話している。
【糖尿病・呼吸器疾患】
慢性腎不全の原因のひとつである糖尿病患者も重症化が指摘されている。ただ「血糖値がコントロールされ、合併症がひどくなければ、それほど心配はない」(篠田センター長)といい、日常から適切な治療を受けることが重要だ。
「呼吸器の病気」がある人も高齢者を中心に重症化する恐れがある。日本医大呼吸ケアクリニックの木田厚瑞(こうずい)所長によると、(1)気管支喘息(2)慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)(3)肺結核後遺症(4)気管支拡張症(5)慢性間質性肺炎-など呼吸器の持病を持つ高齢者の場合、特にリスクが高い。
中でもCOPDは国内に700万人近くの患者がいると推定されている。感染した場合、気管支表面の粘膜が広い範囲で傷つき、肺炎球菌やブドウ球菌など別の細菌が入り込んで、2次感染を引き起こす可能性があるといい、肺炎にいたることもある。
木田所長は「病気で肺機能が低下しているところに新型感染で呼吸困難が強まり、重症の低酸素血症を招く危険性がある。その結果、多臓器不全に陥ることもある」と指摘。「肺炎球菌ワクチンを接種するなど予防に取り組んでほしい」と呼びかけている。
【妊産婦】
米国では、新型に感染疑いのある妊婦が、治療薬の投与を受けずに出産後、死亡したことが明らかになっている。
日本産科婦人科学会も、妊産婦への注意などをホームページ(http://www.jsog.or.jp/)で公表している。
学会では、感染が疑われる場合には、医師と相談の上で、抗ウイルス薬のタミフルやリレンザを服用することを推奨している。米疾病対策センター(CDC)によると、これらの薬の妊婦や赤ちゃんへの副作用報告はない。薬を服用しながらの授乳も問題はないとしている。
同学会の周産期委員会副委員長で北里大医学部産婦人科の海野信也教授は「妊娠中はウイルスを排除する免疫機能が低下する。母体が高熱になると、胎児も苦しいので、高熱が最も心配だ。抗ウイルス薬を処方されたら心配せずにのんでほしい」と話す。
【透析患者】
腎機能低下に伴い免疫力も低くなっているため、透析患者の死因では「感染症」が2位を占めるという。1日おきの透析で外出が避けられないうえ、狭い空間で複数の患者が同時に透析を受けるため、院内集団感染のリスクも抱える。
日本透析医学会と日本透析医会は、感染者と非感染者が透析を受ける場所を隔離したり、時間をずらすといった措置を講じることを会員医師らに求めている。
日本透析医学会の感染調査小委員会委員長で河北総合病院透析センターの篠田俊雄センター長は「発熱した場合には、かかりつけの医師に電話で相談することなどが大切。地域に感染が蔓延(まんえん)する前段階なら、隔離された状態で透析ができる施設を紹介してもらう必要がある」と話している。
【糖尿病・呼吸器疾患】
慢性腎不全の原因のひとつである糖尿病患者も重症化が指摘されている。ただ「血糖値がコントロールされ、合併症がひどくなければ、それほど心配はない」(篠田センター長)といい、日常から適切な治療を受けることが重要だ。
「呼吸器の病気」がある人も高齢者を中心に重症化する恐れがある。日本医大呼吸ケアクリニックの木田厚瑞(こうずい)所長によると、(1)気管支喘息(2)慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)(3)肺結核後遺症(4)気管支拡張症(5)慢性間質性肺炎-など呼吸器の持病を持つ高齢者の場合、特にリスクが高い。
中でもCOPDは国内に700万人近くの患者がいると推定されている。感染した場合、気管支表面の粘膜が広い範囲で傷つき、肺炎球菌やブドウ球菌など別の細菌が入り込んで、2次感染を引き起こす可能性があるといい、肺炎にいたることもある。
木田所長は「病気で肺機能が低下しているところに新型感染で呼吸困難が強まり、重症の低酸素血症を招く危険性がある。その結果、多臓器不全に陥ることもある」と指摘。「肺炎球菌ワクチンを接種するなど予防に取り組んでほしい」と呼びかけている。
Author : admin 2009-05-24






















