高病原性鳥インフルエンザの発生に備え、作業に必要な知識を習得する講習会が17日、岡山市桑田町の県農業共済会館であった。主催した中国四国農政局職員ら約150人が防疫服の着脱訓練や対応方法を学んだ。
昨年1月に高梁市で発生した高病原性鳥インフルエンザの経験を踏まえ、円滑な防疫作業に備えるため実施した。既に渡り鳥が飛来しており、10月に韓国での発生が確認されていることなどから、いつ発生してもおかしくない状況という。
講演した県岡山家畜保健衛生所の大内紀章特別研究員は、鳥インフルエンザが拡大するパターンとして、鳥と人の2種のウイルスが混ざって新型が発生する▽人のウイルスに感染した豚の体内で鳥のウイルスと混じり合う▽鳥ウイルスに感染した人の体内でウイルスが変異する――の三つを例示。「どの経緯で起きるかわからない点が怖い。人のインフルエンザワクチンで鳥ウイルスは防げないが、混合を防止する効果はある」と話した。講演後、参加者はグループごとに防疫服の着脱訓練を行った。
Author : 毎日新聞 2008-11-20